NGOジャパンハート代表であり、東南アジアを中心に医療支援を無償で行う情熱医師。
尊敬する医師の1人吉岡秀人先生の作品。
やりたいことが明確にならない
やりたいことがあってもうまくいかない
そんなあなたにカツを入れてくる1冊
動きながら考える。走りながら悩む。本能にもとづく行動とはそういうものだ。
何事も考えすぎては前には進まない。難しいこと考えずにとにかく動いて、それから考えればいいではないか。
我々が日々直面する医療現場も正に実行しないと始まらない。
一見正しいと言われていることも、すぐ先の未来には間違っていたという常識のような医学知識がある。そう、正しいかは実行しなければ分からない事だらけなのである。
「安全」が叫ばれる世の中だからこそ、「実行」が賞賛される世の中であってほしい。私もそう思う。
人生にはゴールなど存在しない。
いまという「永遠なる現在」が、果てしなく続いているだけだ。
こうありたい、こういう人生を送りたいと未来を夢を馳せることは非常に大切な事だと思うが、筆者が言うように、ゴールなど存在しないのである。今を一生懸命生きることが何よりも幸せでありたい。
幸せになりたいのではなく、幸せでいたい人生が幸せではないだとろうか。
熱い思いは、赤の他人のDNAにも刻み込まれる。
思いを伝えるという事は他人にDNAを刻むこと、その通り。我々が今を生きる現代にも宮本武蔵や坂本龍馬などの生き方に学ぶという行為自体が正に日本人のDNAなのだろう。
患者さんへ伝えるのは医学知識だけではない、助けたいという熱い思いを乗せて届けたいのである。
私は、感性の声をどんな批評家の論評よりも信じる。
理性が足手まといになるようなら、いっそ捨ててしまってもいい。
理性より、はるかに信頼を置くべきなのが、感性の声だ。
筆者は行動したときに生まれる、直感、こうあるべきだという思い、信念を感性の声と呼ぶ。感性の声に素直に生きることが何より重要で、理性はそれの足かせになるかもしれない。
世の中の本当に正しいことはほとんど感性の声によって実行されている。
理性は反論を生むかもしれないが、そんな反論をものともしない感性の声が時代を変えているのであろう。
さあ、実行して実行して、感性の声を聞こう!
感性の声を信じよう!!