奈良フィジカルクラブ、大学で!
奈良医科大学の教育プロジェクトにでフィジカルクラブを開催しました。
100名以上の研修医が在籍し、各診療科に散らばった環境下での卒後教育は決して簡単ではないと思います。そのような中、奈良医科大学は志の高い研修医をサポートするための勉強会を年に何度も開催されています。1年半くらいの間に、すでに7回目!の開催です。
今回はみっちり2日間フィジカルクラブを開催しました。
第1話『スクリーング診察と絞り込み診察』
診察はスクリーニングと絞り込みを上手く使い分けながら診察擦るのが重要です。
この会ではバイタルサインを中心に、もう個呼吸数の正しい測り方、どこに目線を向けるべきかなどをカラダで共有しました!
第2話『第5のバイタルサイン静脈圧診察』
血圧は動脈圧、さらに静脈圧を測り、動静脈がいまどのような状態にあるのかを推定すると、病態に沿った治療を検討することができます。まさに、アートが試される診察の1つです!
第3話『君は、医療人としてどう生きるのか』
参加者の皆さんと今、医療人として我々は何をすべきか?未来を見据えることも大事ですが、今に目を背けてはなりません。研修医も患者さんにとっては大事な主治医です。ここでは熱いトークが炸裂しました!
第4話『目覚めよ!セブンセンシズ聴診』
セブンセンシズとは何かを確認し、いざ聴診にトライ。なんとなく聴診するのはもうやめにして、狙い撃ちする聴診法を学びました。聴診は診察でも一番難しいと言っても過言ではありません。狙っても難しいこともある、正に個人の努力が試される診察です!
第5話『フィジカルの穴』
診察の中でも省かれてしまいそうな、眼の奥のお尻の穴の診察をトレーニングしました。これらの診察もなんとなく診ようとしても異常所見が見逃されます。お尻の穴になんとなく指を入れられても、患者さんが困ります。
一番やりづらい診察ほど、狙いを定めてセブンセンシズで行うのが大事です!
2日間のプロジェクトを通して時間と共に参加者との一体感が生まれ、とても楽しい部活動になりました。そして改めて教育の重要性をしりました。
次回お会いできるのを楽しみにしています!