今年度最後の糸魚川病院!
今回の症例は発熱倦怠感で来院した患者さん。倦怠感以外の症状に乏しく、フォーカスが絞りにくい発熱です。丁寧に問診をすることで逆にフォーカスが絞りにくいという特長を掴むと、鑑別診断があげやすくなります。
そして、症状では腹痛はなかったものの、腹部診察で季肋部の叩打痛を認めました。
結果、肝膿瘍の診断に至るという症例でしたが、やはり診察をしないと分かりません。
回診ではドレナージが済み、叩打痛は消失していました。
そして、振り返りでは肝臓の診察、特に黄疸にまつわる身体診察を振り返りました。