フィジカルクラブから実際の患者さんの診察まで
毎年お世話になっている名古屋の亀井先生の亀井道場、昨年に引き続き、亀井先生の外来を通院中の患者さんにも参加していただき、フィジかクラブ及び実際の診察をさせて頂きました。
今回の部活動のテーマは「心音」とくにⅡ音に意識してフィジカルを行いました。
心臓の聴診のなかで、最も重要かつ、現場で判断する頻度が多いのがⅡ音とその周辺の異常所見との鑑別です。生理的分裂を知識で理解するのではなく、自分の耳にたたき込むことが非常に重要です。
そして今回来院して頂いたのは慢性心不全で通院されている患者さんです。労作時の呼吸困難、両下腿浮腫そして内頚静脈圧の上昇を認めました。
そして何と!
勉強してすぐの知識が使えました。
Ⅱp亢進および幅の広い分裂を認めました。
状態は安定しているものの、軽労作で悪化するほど心臓は弱っている(右心不全徴候を伴う)状態でした。
いや~大変勉強させて頂きました。
毎回新しい気づきを患者さんからいただく事ができます。丁寧に患者さんの話を聞き、患者さんのドラマに入り込むことの大切さも学ばさせていただきました。
また来年よろしくお願いします!