Consecutive Residentコース
「専門医の取得を急がず、まずは離島で総合医療を実践したい方。専門医はとったが、力を発揮している場がなかった方。手あての医療を実践したい方。」のための1年間の離島医療実践コースです。
■医療は患者のためにある
医師で溢れた大病院の医局にいると、「自分が居なくても、実は何も変わらない」「あれ、治療方針は先輩医師優先で、実はほとんど考えないまま、作業のような日々になっている」と感じたことはありませんか?長い医療人生で一度は必要とされる医療環境に身を置き、医師人生を変える経験をすることをお勧めします。
■医療は患者が教えてくれる
我々が医療を行っている奄美大島では、医学生、初期・後期研修医、指導医が協力をして地域の医療を支えています。何でもできるスーパードクターでないと離島では医療ができないのではないか思われがちですが、決してそのようなことはありません。若手でもベテランでも、地域住民はあなたの力を必要とし、感謝で返してくれます。若手医師は、駆け出しの時に離島医療を実践することで自分が何を学ぶべきか?中堅医師は自分の持てる力を実践するため、指導医はチームをマネージメントするため.それぞれの立場で実践しています。
■救急から訪問診療まで
命に関わる救急の現場から、療養、看取り、訪問診療の現場まで患者の生活をマネージメントする医療を実践しています。
コース責任者からのメッセージ
プログラムの柱は、『医学教育×地域医療教育』
私自身、2年目・4年目研修医時代奄美大島で地域医療を経験しました。都会と違い、患者との距離が非常に近い関係で行えた医療は病気の専門性ではなく医師としての覚悟が問われる医療でした。実際、末期の患者の病室で患者と一緒にワンワンと泣いた記憶は今でも鮮明に残っています。このとき初めて私は患者から、「医学者からお医者さん」にしてもらいました。
この奄美の地域住民は、例え研修医でも命を私達に委ね、私達を本物の医者とは何かを教えてくれます。指導医はそのために必要な医学的知識のサポートを全力で行います。
そして、日本一の温かい医療の島を実現したいです。私は全力であなたの思いをサポートします。熱意ある皆さんの参加をお待ちしております。
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プロジェクト概要
【参加資格】熱意のある3年目以上の医師
*専門資格の有無は問いません。エントリー時に内科系・外科系・産婦人科系等の希望をお伝えください。
【プログラム概要】
5つの島々からなる奄美群島にはそれぞれの島に徳洲会病院があります。これらの病院は徳洲会グループを象徴する病院で、医療に恵まれない地域・島に建てられた経緯があります。そして、地域を支える病院という位置づけは今でも変わっておりません。都会の病院ではなかなか経験できないような、地域の健康を含めて医療とは何かを考えつつ、地域医療とあなたの医学的力を伸ばしていただける1年間の研修プログラムを行います。
例えば、内科外来を担当し、腹痛で来院した患者を虫垂炎と診断。そのまま外科コンサルトして、手術を行う。または、外科医不在の場合、状況に合わせてヘリ搬送。搬送先の病院(グループ内)し、手術を行う。
このような経験は都会の医療では経験できません。このプログラムでは1年間を節目に(延長可能)奄美群島で医療を実践していただきます。
【このようなあなたを待っています】
・研修医の2年間では自分がどの専門性を身に付ければいいのか迷っている方
→あなたが目指すべき医療が見つかるはずです。
・専門医はとったものの、実力を実感できない方
スーパードクターでないとまかなえないような、離島医療を目指すのではなく、それぞれの得意分野を発揮していただき、ストレスのない医療を実践していたけます。
モデルコース
1地域集中コース
*名瀬病院、瀬戸内病院、喜界病院、徳之島病院、沖永良部病院、与論病院から2つの施設を選択
【コースの特色】
・1年間を1つの病院で過ごすと、地域の医療情勢を知り、問題への介入が容易になります。
医療座談会や地域の行事に積極的に参加していただけます。
・病院内の診療科を横断的にあるいは各専門家をローテートすることも可能です。(施設により対応が変わります。)
2地域実践コース
*名瀬病院、瀬戸内病院、喜界病院、徳之島病院、沖永良部病院、与論病院から2つの施設を選択
【コースの特色】
・1年間で2つの施設を経験するプランです。
・地域における病院の役割が違う病院を2施設経験することで、地域のニーズに必要な医療を見つけることができます。
・施設間の協力体制を意識しつつ、複数の施設で連携医療を経験できます。
奄美群島制覇コース
*名瀬病院、瀬戸内病院、喜界病院、徳之島病院、沖永良部病院、与論病院から2つの施設を選択
【コースの特色】
・1年間で4つの施設を経験するプランです。
・3ヶ月ずつ経験する4つの施設は設備も患者さんの背景も全く違います。自分ルールになってしまっている医療を、地域に合わせた医療にカスタマイズし、あなたの柔軟性を身に付けることができます。
実践する病院群
■名瀬徳洲会病院(奄美大島)
■瀬戸内徳洲会病院(奄美大島)
処遇・サポート体制
・処遇は各施設の規定に準じます。(名瀬徳洲会病院処遇)
・マンションの案内、病院車の貸し出しなど行います。
プログラム終了後
各病院での継続し、奄美を支える
あなたの気に入った施設で継続して医療を続けることが可能です。複数年在籍することで、施設・プログラムを動かす役割を持てることができます。
全国で地域医療の輪を広げる
1年間のプログラムを終了後、あなたが希望する専門診療科へのプログラムがスムーズにできるようサポートします。徳洲会グループ内の専門医取得プログラムコースやグループ外の施設との繋がっている全国各地の病院(大阪大学、聖マリアンナ医科大学、関西医科大学、呉共済病院、栃木医療センター、星ヶ丘医療センターなど)を推薦することが可能です。是非全国へ飛び出してください!
世界へのボランティア活動のお手伝い
東南アジア(ミャンマー・ラオス・カンボジア)を中心に活動されている、医療ボランティア組織「ジャパンハート」、アフリカ(スーダン共和国)を中心に活動されている医療ボランティア組織「ロシナンテス」との繋がりがあります。希望の方はプログラム終了後にボランティア参加できるよう、サポートを行います。
申し込み、問い合わせ
採用に関しましては、面接等予定しております。細かい内容はメールにて対応させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。